これまで何の気なしに使っていた鉛筆削り。特に大人になってからは何も気にせずペンケースに入るサイズの小さな鉛筆削りを使っていました。
しかし子どもが小学生になり鉛筆を削る機会が増えてきたので、さすがに今までの小さな鉛筆削りでは使いにくいと思い、鉛筆削りを新調することに。
そこで購入したのが「リビガク トガリターン 手動鉛筆削り」(以下、トガリターン)です。

今回はトガリターンについてご紹介します。実際の使用感や、購入前に気になった「削れない」という情報についても検証しています。
購入を検討している方や、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
トガリターンとは?
トガリターンというのは文具や事務用品のメーカー株式会社ソニックが開発した鉛筆削りのシリーズで、手動鉛筆削りだけでなく自動鉛筆削りも展開しています。
トガリターン(手動)は「第26回 日本文具大賞 2017」や「IF DESIGN AWARD 2018」を受賞しており、とても注目されていることが分かりますね。
そんなトガリターンの特徴がこちら。
- とがると出てくる特許機構
- 鉛筆を挿してハンドルを回すだけの簡単操作
- 倒れても削りかすがこぼれないダストケース安心ロック
- 六角・三角・丸形3種類の鉛筆に対応
これらの特徴を踏まえたうえで、実際に使ってみた感想レビューを紹介していきたいと思います。
トガリターンを使ってみた感想レビュー

トガリターンは色も豊富なのですが、今回スケルトンタイプのものを購入したので、そちらを使って感想レビューしていきます。
可愛い色が多くて迷ってしまいますね。

とがると出てくる特許機構
トガリターンの最大の特徴と言えば、なんと言っても特許を取得している「鉛筆がとがると自動的に排出される機構」ではないでしょうか。
本当に削り終わったら排出されるのか確かめるべく実際に削ってみました。
こちらが削る前の鉛筆です。削れた様子が分かりやすいように、模様のついた「SUPER MARIO」鉛筆を使用してみました。背景のせいで少し見づらいのですが、先が平らになっています。

しっかり奥まで差し込むとちょうど「SUPER MARIO」の字の直前まで隠れました。

そして削り終わった頃の様子がこちら↓↓(写真を撮り損ねたので一度挿しなおして撮影しています)

「SUPER MARIO」の最初の「S」の文字が隠れるくらいに鉛筆が削れたことが分かります。ここからさらにハンドルを回していくとルイージ(キャラクターの名前)が・・・


しっかりと顔を出しました、鉛筆がきちんと排出されましたね!
肝心の鉛筆の先はしっかりとがっているのでしょうか?削った後の鉛筆がこちら↓

ちゃんととがっています!
ちなみにこの「SUPER MARIO」鉛筆は六角形なので、三角鉛筆や丸形鉛筆でも試してみたところ、削り終わったらしっかりと排出してくれました。
トガリターンの説明書によると、鉛筆によっては削り上がっても排出されないこともあるそうです。その場合はハンドルを逆回転させて排出するなど、説明書にしっかりと対処法が記載してあるので安心です。
鉛筆を挿してハンドルを回すだけの簡単操作
こちらも操作が本当に簡単なのか試してみました。
まず鉛筆をトガリターンに挿します。差し込むとき少し力がいるので、最初はどこまで差し込んでいいのか少し分かりにくかったですが、何度か試すとすぐに慣れました。
削るときは一般的な鉛筆削りとは違いカタカタと音が鳴り、ハンドルの動きも音に合わせて手ごたえを感じます。
ハンドルは大人であれば特に問題なく回せると思います。小さなお子さんだと本体をおさえながら回すのに少し力を入れる必要があるかもしれません。
小1の息子(6歳)にも試してもらったところ、少し大変そうではありましたが、ハンドルを回し鉛筆を削り上げることができました。本人いわくそんなに大変ではなく、楽しかったとのこと。
結論として、操作自体はとても簡単で「鉛筆を挿して回すだけ」でした。
鉛筆を挿し込むときの加減やハンドルを回すときのカタカタとした手ごたえは、今までの鉛筆削りとは違う部分なので初めて使う人は戸惑うかもしれませんが、慣れたらスムーズに操作できそうです。
また、小さなお子さんにとっては本体が少し大きめに感じられ、抑えながら回すのは難しい場合もあるかもしれません。
【サイズ】
商品:84×121×141mm
パッケージ:127×143×88mm
※500mlペットボトルと比較してみました↓↓


倒れても削りかすがこぼれないダストケース安心ロック
トガリターンにはダストケースがロックできる工夫もあります。
スケルトンタイプなので見にくいのですが、鉛筆差込口が動くようになっており、横に書いてあるイラスト(黄色で囲んだ部分)に仕組みとなっています。 イラストに合った操作ができる

できる操作は上から「ダストケースを取り出す」「鉛筆を削る」「ロックする」の3種類。ロックするとハンドルが回らなくなるというわけではなく、「ダストケースをロックする」「鉛筆削りの穴をふさぐ」の2つの役割を果たすもののようです。
ちなみに、鉛筆を削るときにもダストケースはロックされているので、削っている最中にうっかり倒してしまっても削りかすがこぼれる心配はなさそうです。
削りかすをこぼすと掃除も大変なので、ありがたい機能ですね。
ちなみにダストケースは結構大きく、毎日5本鉛筆を削ったとして、2~3週間くらいは削りかすを捨てなくても大丈夫そうに思えます。

一つ気になるのは下の画像のようにハンドルが下にあるとダストケースを取り出すときに引っ掛かってしまうこと。ハンドルを上に上げておかないと取り出せないので、細かいことではありますが少し手間に感じました。

六角・三角・丸形3種類の鉛筆に対応
「とがると出てくる特許機構」でも少し触れましたが、トガリターンは
- 六角鉛筆
- 三角鉛筆
- 丸形鉛筆
の3種類の鉛筆に対応しています。実際に挿してみると一般的な太さの鉛筆であれば問題なく挿し込むことができました。
ここで注意したいのが、
太めの鉛筆だと入らない
ということです。下の画像はくもんの三角鉛筆(こどもえんぴつ)で試したところですが、穴に入らず削ることができませんでした。

このように、一般的な鉛筆と太さの違うものだと使用できないことがあるので、そのような鉛筆を削る目的で購入を検討している方には注意が必要です。
ちなみにここで使用したくもんの三角鉛筆(こどもえんぴつ)は、残念ながらトガリターンでは使用できませんでしたが、小さなお子さんの手になじむ太さとなっており、筆圧のレベルに合わせて6B、4B、2Bから選ぶこともできるため大変おすすめです。
くもんの三角鉛筆など太めの鉛筆を削るときは専用の鉛筆削りや、太い鉛筆にも対応した鉛筆削りを使用すると良さそうです。ちなみに百均でも太い鉛筆に対応した鉛筆削りを取り扱っている場合がありますので、よければあわせてチェックしてみてください。


トガリターンは削れない?
今回トガリターンを購入する前に「トガリターン 削れない」という気になる言葉を目にしたので、そのことについても触れておきたいと思います。
ここまで順番に読んでくださった方はすでにお分かりかもしれませんが、今回実際に試した中でトガリターンで鉛筆が削れないということはありませんでした。
ではなぜ「削れない」という言葉が出てきたのでしょうか。詳しいことは分かりませんが、トガリターンを開発したメーカー・ソニックの公式ホームページのよくある質問の中にこのような質問がありました。
Q.鉛筆が削りあがらない・動かなくなった場合(芯詰まりなど)
A.に折れた芯が詰まっている可能性があります。以下の手順で切削ユニットを取り外し、折れた芯を取り除いてください。
※大人の方が手袋などをして作業を行ってください。
※折れ芯以外の異物が詰まっていないか十分に注意して作業を行ってください。
刃には手を触れないで下さい。
引用元:よくあるご質問|ソニック公式ホームページ
このことから、芯詰まりを起こした際などに削れないことが「トガリターン 削れない」という言葉として出てきたのではないかと思われます。
芯詰まりを起こした時の対処法も、よくある質問の中に掲載されているので、以下の手順でホームページをたどって確認すると解決できるかもしれません。
よくあるご質問|ソニック公式ホームページ
製品に関してのご質問
手動鉛筆削り
トガリターン 手動鉛筆削り
トガリターンの口コミ
かなり多くの口コミがあったので、まとめて紹介していきます。
高評価・ポジティブな口コミ
まずはポジティブな口コミから
- きれいに削れる
- 無駄削りがないので鉛筆が長持ちする
- 子どもが進んで削ってくれるようになった
- あまり力がなくても削れる
- デザインがかわいい
- 倒しても削りかすがこぼれなくて安心
- 仕組みが分かるので楽しい(スケルトンタイプ)
ポジティブな口コミとしてやはり一番多いと感じたのが「無駄削りがない」ということでした。さすが特許取得の技術を使っているだけに、その効果を感じる人が多いようですね。
「とがると出てくる」という仕組みはお子さんたちにとって楽しいようで、「子どもが進んでけずってくれるようになった」という感想も多く見られました。
また、デザインがかわいいという意見もありました。確かにまるっとしていて可愛らしいデザインですね。こども部屋にもピッタリのデザインなのではないでしょうか。
低評価・ネガティブな口コミ
中にはネガティブなクチコミも見られました。
- 回すのに力がいる
- とがりすぎてしまうので調整が必要
- 軽いので安定感がない
- 太い鉛筆(くもんの三角えんぴつなど)は入らない
- 差し込むときの力加減が難しい
- 思ったより大きく場所をとる
- 汚れが目立つ(スケルトンタイプ)
「回すのに力がいる」という人もいれば、「あまり力がなくても削れる」という人もおり、ハンドルを回す力は人それぞれ感じ方が違うようですね。
また、スケルトンタイプだと仕組みが見えて面白い反面、汚れまでしっかり見えるので気になる人も多いかもしれません。
ただ、中の仕組みが見えるというのは想像以上に楽しいので、「仕組みを知りたい」「ロボットなどが好き」という人にはメリットの方が大きく感じられるのではないかと思います。
「トガリターン 手動鉛筆削り」買うなら楽天がおすすめ
単品でトガリターン(スケルトンタイプ)を買うなら現時点(2025年4月)で楽天がおすすめです。
定価が2,200円(税込)なのですが、送料込みの値段で調べた中では楽天が一番安く1,750円でした。
ただしAmazonプライム会員であればより安く購入することのできるAmazonでの購入(1,715円)をおすすめします。
(Amazon一般会員だとAmazon発送の商品¥3,500以上注文で送料無料・¥3,500以下だと送料500円程度)
※2025年4月時点での情報です

まとめ・トガリターンは削れる!毎日の鉛筆削りを楽しくしよう
今回はトガリターンについて、実際の使用感や、購入前に気になった「削れない」という情報などについても紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
気になる点も少しありましたが、総合的に見ておすすめできる鉛筆削りだと感じました。
トガリターンがあれば毎日の鉛筆削りの時間も楽しくなりそうです。お子さんが鉛筆削りをしないという方でも、トガリターンがあれば進んでやってくれるようになるかも・・・?
「リビガク トガリターン 手動鉛筆削り」気になった方はぜひチェックしてみてください♪

全自動式もあります。

最後まで読んでいただきありがとうございました!